急性甲状腺炎

急性甲状腺炎 きゅうせいこうじょうせんえん

 甲状腺が急に腫れてくる病気。急性および亜急性がある。通常の環境では急性甲状腺炎はまれにしか起こらず、咽喉から化膿菌が直接甲状腺に侵入して起こる。前頚部が腫脹し、発熱・赤発・痛みを伴い、この場合化膿する。甲状腺が比較的大きい線量の放射線を受けた場合、被ばく後2週間位で急性甲状腺炎が発症し、2〜4週間で回復する。亜急性甲状腺炎はウイルスによる甲状腺の炎症とされており、数週間から数か月間で自然に直り、予後はよい。


<登録年月> 1998年02月

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