環状染色体

環状染色体 かんじょうせんしょくたい

 環状DNAのこと。(1)環状になっている正常な染色体。大腸菌のDNA、その他原核細胞(細菌のような下等原生生物の簡単な構造をもつ細胞で、動植物の真核細胞に比べて核は核膜を欠く)のDNA、プラスミド、ミトコンドリア、クロスプラストのDNA等が知られている。(2)真核細胞(高等生物の核膜で包まれた核をもつ細胞)の異常染色体で、末端のない環状になった染色体。放射線や化学物質などにより切断された染色体が結合することによって生じる構造的に異常な染色体の一種で、同じ染色体の他の部位と結合してできたものである。


<登録年月> 1998年02月

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