単一故障基準

単一故障基準 たんいつこしょうきじゅん

 多重防護、多重障壁等とともに単一故障基準は、原子炉施設を安全上信頼性の高い設計とするための安全設計の基本項目である。「単一故障」とは単一の原因によって一つの機器が所定の安全機能を失うことであり、単一の原因によって必然的に発生する要因に基づく多重故障を含んでいる。わが国における「発電用軽水型原子炉施設に関する安全設計審査指針」によると「単一故障基準」を以下のように定義している。非常用炉心冷却系、安全保護系及び電気系など安全上重要な系の設計に当っては機器の単一故障の仮定を加えてもそれらの系の安全機能が損なわれないように設計すること。


<登録年月> 1998年01月

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