シンチレーション検出器

シンチレーション検出器 しんちれーしょんけんしゅつき

 放射線検出器の一種。β線、γ線、中性子などの放射線が物質内を通過するときに発光する現象を、シンチレーション(scintillation)といい、発光する物質をシンチレータ(scintillator)という。この光は、光電子増倍管で電気信号に変えられ、電流パルスとして計測される。シンチレータと光電子増倍管は隣接した一体構造となっており、シンチレーション検出器という。シンチレータとしては、無機物ではヨウ化ナトリウム、硫化亜鉛などの結晶または粉末、不活性気体、有機物ではアントラセン、ナフタリンなどの結晶及び液体シンチレータが用いられている。


<登録年月> 1998年01月

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