人工放射性核種

人工放射性核種 じんこうほうしゃせいかくしゅ

 原子炉やサイクロトロンなどの粒子加速器によりある核種から人工的に核変換されて作られた放射能を帯びた核種をいう。例えば、Fe(鉄)、Co(コバルト)などの物質が、原子炉の中で中性子を吸収して出来る放射性の55Feや60Coなどがある。また、原子炉内での235Uの核分裂で多種類の放射性核種が生成される。これを核分裂生成物という。なお、核実験により生成された核分裂生成物が環境中へ移行した放射性核種として、90Sr(ストロンチウム90)や137Cs(セシウム137)などがある。


<登録年月> 2010年09月

<用語辞書ダウンロード>PDFダウンロード



JAEA JAEAトップページへ ATOMICA ATOMICAトップページへ