出力分布

出力分布 しゅつりょくぶんぷ

 原子炉の炉心内の熱出力の空間分布をいう。炉心の燃料密度が一様であると、中心部で高く周辺部で低い出力空間分布となる。この出力分布のまま運転すると出力の高い部分の燃料がよく燃焼し、出力密度が下がるので、出力分布は平坦になる。しかし出力分布の高い場所の出力密度や温度に制限があるので、余裕のある運転を行うためには出力分布は常に平坦な方が望ましい。これを実現するために、燃料交換の際、中央部には燃焼の進んだ燃料を、周辺部には新燃料を装荷する。ABWRと呼ばれる改良型沸騰水型炉では、上下方向の出力分布の平坦化もねらって、燃料の上下両端部では濃縮度が高く中央部では低い燃料を製作して装荷する。


<登録年月>
1998年01月




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