主蒸気逃し弁

主蒸気逃し弁 しゅじょうきにがしべん

 加圧水型原子炉の主蒸気系の圧力が上昇した場合、蒸気を大気に放出し圧力上昇を抑制する弁。主蒸気逃し弁は、出力変動時にタービンバイパス弁が使用できない時に、タービンバイパス弁と併用して蒸気を大気に放出し原子炉を高温(温態)停止に保つか、低温(冷態)に導くためのものである。また、主蒸気安全弁が不必要に吹き出さないようするために、この弁の設定圧力は、安全弁よりも低い蒸気発生器圧力で作動するように設定されている。


<登録年月> 1998年02月

<用語辞書ダウンロード>PDFダウンロード



JAEA JAEAトップページへ ATOMICA ATOMICAトップページへ