核反応

核反応 かくはんのう

 nuclear reaction。原子核反応ともいい、原子核相互または原子核と中性子や陽子などの素粒子との衝突によって生ずる現象の総称。核分裂や核融合も核反応の一種である。原子核Aと粒子aとが衝突して、原子核Bと粒子bとが生ずる場合、これをA(a,b)Bと表し、(a,b)反応という。放射線源として利用範囲が広いCo−60は、Co−59(n,γ)Co−60の核反応で作られる。核反応(核分裂)で発生する大量のエネルギーを利用して原子力発電を行ったり、反応生成物である放射性ラジオアイソトープからの放射線を利用したりする。


<登録年月> 1998年01月

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