核燃料物質

核燃料物質 かくねんりょうぶっしつ

 nuclear fuel material。原子炉の中で核分裂反応を実現し得る核分裂性核種を核燃料物質と言う。核種は、U−233、−235、Pu−239、−241などである。しかし、U−238、Th−232のようにそれ自体は直接核分裂を起こさないが、1個の中性子を吸収して、Pu−239、U−233となる核種は核分裂性核種に含めている。それらの核種を含む核燃料物質には、1)天然ウランとその化合物、2)天然の混合物率より低いウランとその化合物、3)トリウムとその化合物、4)1)〜3)の一つまたは二つ以上を含む物質で原子炉の燃料として使用できるもの、5)天然の混合率よりも高いウランとその化合物、6)プルトニウムとその化合物、7)U−233とその化合物、8)U、Pu、U−233の一つまたは二つ以上を含む物質などがある。


<登録年月> 1998年01月

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