BISO型被覆燃料粒子

BISO型被覆燃料粒子 ばいそがたひふくねんりょうりゅうし

 BISO−coated fuel particle 高温ガス炉用の燃料として開発されたもので、直径数百ミクロンの燃料核を二重の炭素層で被覆した「被覆燃料粒子」をいう。内側の炭素層は低密度で孔が多く、緩衝層(buffer)の役目を果たし、外側の炭素層は高密度・等方質(isotropic)で、核分裂生成物を閉じ込める圧力容器の役目を果たす。bufferのBとisotropicのISOとからBISOと呼ばれている。その後、核分裂生成物を閉じ込める性能をさらに向上させた三重被覆構造のTRISO型被覆燃料粒子が開発され、標準化されてきている。


<登録年月> 2006年09月

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