グリーン証書

グリーン証書 ぐりーんしょうしょ

 再生可能エネルギーの普及を支援する制度の一つ。グリーン電力証書とも呼ぶ。国が定める再生可能エネルギーを用いて得られた電力に対して、再生可能エネルギーのもつ環境保全価値を認め、それを証書化したもの。利用者(主に企業や団体)は電力会社から電気を購入する際に合わせてグリーン証書を購入し、その分をプレミアムとして電力料金に上乗せして支払う。この証書は取引可能であり、その購入者は再生可能エネルギー普及への貢献を主張することができる。また、プレミアムは最終的には再生可能エネルギー発電事業者に助成金として支払われる。証書の取引にはコストが発生し、また、相場も不安定なことなどから、再生可能エネルギー発電の事業者にとってのインセンティブはあまり大きくなく、再生可能エネルギーの利用促進のためには固定価格買い取り制度(フィードインタリフ制度)の方が優れていると言われる。


<登録年月> 2011年12月

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