蛍光ガラス線量計 ガラス線量計

ガラス線量計 がらすせんりょうけい

 放射線を照射したのち紫外線を当てると、放射線の照射量に比例した蛍光を発する性質をもつ特殊なガラスを用いた線量計。この発光現象は、ラジオフォトルミネッセンス(Radiophoto luminescence:RPL)と呼ばれ、銀活性化リン酸塩ガラス中での銀イオンの化学変化を利用したものである。フェーディング(放射線照射によって素子に蓄えられた線量の情報が時間の経過、温度などの条件によって消失していく現象)が極めて少ないこと、素子間の均一性が優れていること、読み取りによるデータの消失がないことなどの特長がある。


<登録年月> 2010年10月

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