アラブ石油輸出国機構

アラブ石油輸出国機構 あらぶせきゆゆしゅつこくきこう

 Organization of Arab Petroleum Exporting Countries(OAPEC) アラブの主要石油輸出国であるサウジアラビア,クウェート,リビアの3カ国が、石油による利益を最大限に発展させ,重要な収入源としての石油の役割を高め、かつその合理的な開発・利用と消費市場への適正供給の保証を旨として、1968年1月9日に創設した機構である。参加国はアルジェリア、エジプト、カタール、シリア、アラブ首長国連邦、バレーン、イラク、チュニジアを加えた計11カ国であるが、1986年にチュニジアは脱退要請を提出、2005年12月現在、その資格は留保されている。機構の目的は、(1)石油産業に関連する経済活動における加盟国間の協力及び連係の実現、(2)加盟国の正当な利益を保証する方法と措置の決定、(3)域内石油関連投資環境の整備等である。そのために石油政策の調整、情報及び専門家の交流、当面する諸問題解決のための加盟国間協力、石油産業における各種合同プロジェクトの設定、そのための資源の共同利用等を追求する。組織は閣僚評議会、執行委員会、事務局、司法委員会の四つから成る。機構の本部はクウェートにある。


<登録年月> 2005年12月

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