国際海事機関

国際海事機関 こくさいかいじきかん

 International Maritime Organization 国際海事機関(IMO)は国際連合の専門機関の一つで、国際貿易に従事する海運に関係する政府規制や観光の分野において、政府間の協力を促進することを目的としている。1948年にジュネーブで採択された政府間海事協議機関条約に基いて設立された政府間海事協議機関(IMCO)を前身とし、1975年の条約改正により1982年に現在の名称に改称した。日本は1958年に加盟した。2005年8月時点での加盟国数は、166で準加盟国が3(香港、マカオ、デンマーク領Faroe Islands)である。IMOの海洋環境保護委員会は船舶からの海洋汚染防止のための国際条約の採択、改正等に関する業務を行っている。原子力関係では、照射済核燃料、プルトニウム及び高レベル放射性廃棄物の海上輸送の安全を確保するための船舶の構造設計設備用件等について定めたコード(INFコード)が1993年11月の第18回総会で総会決議として採択されている。


<登録年月> 2005年10月

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