最大電力

最大電力 さいだいでんりょく

 電気は一年間の季節により消費量が大きく異なる。特に暑さのピークとなる夏季7〜9月にかけて、午後2時〜3時ころに電気の消費量が最大となる。これは工場などのフル作業に加えて暑さのために家庭や事務所などのエアコンはフル運転するためである。この時の電力を年間の最大電力という。1967年(昭和42年)度までは年間の最大電力や1日の使用量の最高が12月から1月の冬季に発生していた。これは日照時間が短いことから主に夕方前後の照明需要が大きな要因となっていた。その後、エアコンや電化製品などの著しい普及により、1970年(昭和45年)、初めて年間の最大電力を夏季の7月〜9月の午後に記録した。それ以後、電力のピークは、毎年夏に更新されるようになった。


<登録年月> 2005年07月

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