リスボン戦略

リスボン戦略 りすぼんせんりゃく

 EU加盟国の首脳が合意した2010年までの10年間にわたる包括的な経済・社会発展計画。2000年3月にリスボンで開催された欧州理事会において採択されたため、リスボン戦略と呼ばれる。リスボン戦略は、雇用の創出、社会的連帯の強化とともに、欧州を持続的な経済発展を達成しうる、世界で最も競争力があり、かつ力強い知識経済(knowledge-based economy)に発展させることを目標に定めた。また、社会モデルの刷新、人への投資、さらに社会的排除の撲滅、環境問題に配慮しつつ高経済成長率を維持することなどを目指し、具体的には、2010年までに研究開発投資をGDPの3%まで増加、雇用率を70%まで上昇、経済成長率約3%の維持、低学歴青年(18〜24歳)の半減等の目標を掲げた。


<登録年月> 2010年12月

<用語辞書ダウンロード>PDFダウンロード



JAEA JAEAトップページへ ATOMICA ATOMICAトップページへ