ウラン転換 転換工程

ウラン転換 うらんてんかん

 ウラン鉱石の精錬により得られたイエローケーキ(粗精錬後のウラン化合物)を、六フッ化ウランに転換する工程をいう。天然の同位体比のウラン(天然ウラン)は現在主流の軽水炉燃料として使用できないので、ウラン235の濃縮が行われる。現在、工業規模のウラン濃縮工程としてはガス拡散法と遠心分離法があるが、いずれの方法でも気体状の六フッ化ウランを使用してウラン235の濃縮を行うため、この濃縮の前工程として転換工程が必要とされる。なお、濃縮後の六フッ化ウランは再転換工程により二酸化ウランとなり、燃料棒に成型加工される。


<登録年月> 2010年07月

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