ウラン系列

ウラン系列 うらんけいれつ

 放射性同位元素の壊変系列として、天然には238U、232Th、235Uをそれぞれ出発点とする三つの系列が存在し、このうち、238Uから始まるものをウラン系列と呼ぶ。8回のα壊変と、6回のβ壊変を経て、安定同位元素の206Pbで終わる。全部で19核種が含まれ、途中に自然放射性核種として重要な226Ra(岩石中に存在し、半減期1602年)及び222Rn(大気中に存在し、半減期3.82日)がある。この系列に属する核種の質量数はすべて4n+2(nは整数)となるので、(4n+2)系とも呼ばれる。


<登録年月> 2010年10月

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