原子力発電環境整備機構 NUMO

原子力発電環境整備機構 げんしりょくはつでんかんきょうせいびきこう

 Nuclear Waste Management Organization of Japan. 略称:原環機構、ニューモ。2000年5月31日に成立した「特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律」の施行を受け、同年10月設立された。原子力発電で生じる高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)は、長期間にわたって高い放射能が持続するため、生活環境に影響を及ぼさないように地下の深い安定した地層に安全に隔離しなければならない。これを地層処分という(図参照)。本機構は、最終処分施設建設地の選定、処分場の建設・管理、最終処分の開始、処分場の閉鎖及び閉鎖後の管理等の業務を行う。最終処分施設建設地の選定は、3つの段階を経て行う。(1)候補地を全国から公募し、文献その他資料による調査から概要調査地区の選定、(2)ボーリング等による概要調査から精密調査地区の選定、(3)地下施設における精密調査から建設地の選定(平成30年代後半ころ)。最終処分の開始は40年代後半ころを目指している。


<登録年月> 2003年03月

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