核廃棄物基金

核廃棄物基金 かくはいきぶつききん

 Nuclear Waste Fund(NWF). 米国で高レベル廃棄物(使用済燃料)の処分に係る費用を確保するために設立された基金。日本語では放射性廃棄物基金とも呼ばれる。1982年に制定された「放射性廃棄物政策法」(Nuclear Waste Policy Act:NWPA)及び1987年の修正法(NWPAA)は、高レベル放射性廃棄物の処分費用を廃棄物発生者及び所有者が負担すること、及び核廃棄物基金を財務省に設置することを定めている。同法の下で、原子力発電事業者は1982年以来、発電1kWh当たり1ミル(約0.1円)を同基金に拠出してきた。この基金は、使用済燃料の最終貯蔵所、中間貯蔵施設の建設、輸送等を行うために使用される。基金の積立額は2010年1月末の時点で約358億ドルである。


<登録年月> 2012年07月

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