核燃料サイクル 核燃料リサイクル

核燃料サイクル かくねんりょうさいくる

 nuclear fuel cycle. 原子燃料サイクルともいう。天然に存在するウラン、トリウム資源が採掘、精錬、転換、濃縮、加工されて核燃料として原子炉で使用され、さらに原子炉から取り出されたあと再処理、再加工され再び原子炉で使用され、残りが廃棄物として処理処分されるまでの一連の循環(サイクル、最近ではリサイクルと呼ぶことも多い。)をいう。一般に、核燃料物質の探査、採掘から始まり、採掘されたウラン鉱石からのウランの抽出、精錬、ウラン精鉱からのフッ化物への転換、ウラン同位体の分離、濃縮、原子炉燃料への成型加工、原子炉装荷(原子炉燃焼)、使用済燃料の再処理(プルトニウム、ウランの回収)、放射性廃棄物の処理、処分などの過程をたどる。


<登録年月> 2001年10月

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