非破壊検査

非破壊検査 ひはかいけんさ

 No-Destructive Inspection. 材料、製品などを物理的に壊すことなく内部の状態を検査すること。検査技術の進歩とともに、製造業、食品、医療などの様々な分野で幅広く利用されている。ただし、モノを対象とする語感が強いので、医療分野では通常この用語を使用せず、検査方法の名称をそのまま使う。製造業及び農業分野における材料・製品の品質検査、土木・建築分野における構造材検査において、表層部又は内部の欠陥の検出に用いられる。欠陥の検出方法としては、表層部の欠陥に関しては磁粉探傷、浸透探傷、渦流探傷、内部の欠陥に関しては超音波探傷、放射線透過などの試験法が用いられる。なお、材料のひずみ、構造物の密封性に関する検査も非破壊検査の一種である。


<登録年月> 2010年12月

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