キャリオーバー きゃりおーばー
carry over。上向きに流れる気相の流速が高い時、液の一部が気流に同伴して運ばれることがある。このような現象をキャリオーバーと呼ぶ。例えば、原子炉冷却材喪失事故時再冠水過程では、炉心内の蒸気流により冷却水が上部プレナムに運ばれることがある。このキヤリオーバーされた水は、上部プレナムに蓄積されたり、ループから排出されたりし、流動損失を増加させるので、冷却材喪失事故時の炉心冷却挙動に大きな影響を与える