X線

X線 えっくすせん

 電磁波の一種で普通、紫外線とγ線との間約10−8)〜10−12mの範囲の波長をもっている。X線は電子と原子の非弾性散乱や電子の内部転換等によって電子が励起されたり、または電子が原子からはじき出された状態から安定な状態に戻る際に、そのエネルギーを電磁波(X線)の形で放出されたものである。したがって、X線は発生源が異なるだけで、γ線と同一である。γ線と同様、蛍光作用、電離作用、写真作用により検出され、強度が測定される。X線は非破壊検査、診断用や結晶構造の研究等に利用される。


<登録年月> 1998年01月

<用語辞書ダウンロード>PDFダウンロード



JAEA JAEAトップページへ ATOMICA ATOMICAトップページへ