悪性新生物

悪性新生物 あくせいしんせいぶつ

 増殖力が強く、周囲の組織を破壊・浸潤して全身に転移し、人体に致命的な害を与える癌腫や肉腫のような、上皮性・非上皮性を問わずすべての悪性腫瘍のこと。放射線による確率的影響または晩発生の障害として発生するといわれている。悪性度をどのような基準で決めるか尺度はなく、明らかな一線を引くことは不可能である。病理所見の特色として、細胞異形、浸潤性発育、脈管・リンパ系への浸潤、リンパ系・血管系の転移などがある。発育速度が速いことが臨床所見として参考になる。


<登録年月> 1998年04月

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