放射線

放射線 ほうしゃせん

 X線、γ(ガンマ)線などの電磁波(光子)並びにα(アルファ)線、β(ベータ)線、中性子線等の粒子線(α線、β線は、それぞれヘリウム原子核及び電子からなる)の総称である。原子核反応や原子核の壊変により発生するものと、原子のエネルギーレベルの変化によって発生するものとがあり、いずれも直接あるいは間接的に物質中の原子や分子を電離(電離作用)する他、物質によっては発光(蛍光作用)させたり、化学変化を起こしたりする。放射線は人間の五感では感じないので、特別の測定器を用いて検出、測定する。放射線の測定には電離作用を利用した電離箱やGM計数管、蛍光作用を利用したシンチレーション検出器などが用いられる。


<登録年月> 1998年02月

<用語辞書ダウンロード>PDFダウンロード



JAEA JAEAトップページへ ATOMICA ATOMICAトップページへ