放射性腐食生成物

放射性腐食生成物 ほうしゃせいふしょくせいせいぶつ

 放射能をもつ腐食生成物である。代表的なものとして、軽水炉における放射性のクラッド(crud)がある。原子炉冷却系に接している金属が、腐食によって溶出した成分(主にFe,Coなど)が、原子炉冷却水流に乗って炉心を通過する間に放射化され、原子炉冷却系の内面に沈滞する。化学的には、ヘマタイトやマグネタイトで、放射能的にはCo—60などが主成分である。


<登録年月> 1998年02月

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