扁平上皮組織

扁平上皮組織 へんぺいじょうひそしき

 細胞の幅が高さより広い細胞により構成されている上皮組織。基底細胞は、最深部の1層の細胞で、細胞診の標本に現れることはほとんどない。細胞は小型卵円形(10〜15μm)でライト緑に濃染する、狭い細胞質に比較的大きい丸い核をもつ。旁基底細胞は、比較的小さく類円形(15〜30μm)でライト緑でやや濃く染まる。核は比較的大きく細胞の中心にある。中層細胞は、より大きく(34〜45μm)形は菱形で、細胞質は淡い緑、時には淡いピンクに染まる。類円形の核は旁基底細胞より小さく淡染する。表層細胞は、角化層の細胞で大型多辺形で薄い細胞質をもち、ピンクからオレンジに染まり、核は小さく濃縮状である。


<登録年月> 1998年02月

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