RNA

RNA あーるえぬえぃ

 ribonucleiic acid(リボ核酸)の略称。D−リボース(ペントース)を糖成分とする核酸で、(塩基)−(D−リボース)−(リン酸)からなるヌクレオチドが鎖状に重合したポリヌクレオチドで、分子量は3万〜200万。塩基成分としてはアデニン、グアニン、シトシン、ウラシルの4種が大部分を占めているが、チミンを始めいろいろな塩基のメチル誘導体が微量見出される。すべての細胞の核および細胞質で蛋白質と結合し(リボ核蛋白質)、あるいは遊離の状態で存在する。RNAは一般に一本鎖であるが、二本鎖構造をとる場合の立体構造はA型のみが安定である。
 DNAとともに遺伝やタンパク質合成に関与するもので、機能から伝令RNA、転移RNA、リボソームRNA、ウイルスRNAの4つに分類される。伝令RNAはDNAから核の中でつくられるもので,DNAの遺伝情報を受け取ってこれを伝えるはたらきをする。


<登録年月> 2001年09月

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