負圧管理

負圧管理 ふあつかんり

 再処理施設など高放射性物質を取り扱う施設においては、放射性物質が外部に洩れ出ないための閉じ込め機能が重要であり、施設の建屋は密封性の高い設計となっている。さらに換気設備により、この建屋内部において、高放射性物質等によって汚染された空気による内部被ばくの発生を防止する設計となっている。すなわち、放射性物質を内包する装置、セル等を中心にして段階的に区域を設定し、内側になるほど圧力を低く保って、換気の流れを内側に向かって一定に維持するような圧力の管理を行う。これを負圧管理という。なお排気は高性能粒子フィルタ等で処理して、大気拡散効果のある排気塔から排出する。


<登録年月> 1998年02月

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