OECD 経済協力開発機構

経済協力開発機構 けいざいきょうりょくかいはつきこう

 Organisation for Economic Co-operation and Development. 先進国を加盟国とし、先進国間の経済協力と経済上の諸問題の協議、調整、途上国の支援等のために設立された国際機関。日本語では経済協力開発機構と呼ぶ。その前身は第二次世界大戦後の欧州の復興を目的に設立された欧州経済協力機構(OEEC:Organisation for European Economic Co-operation)である。OEECが1950年代末までに当初目的を達成したことを受け、1960年12月に、OEEC加盟18か国と米国、カナダ、及び当時の欧州三共同体(欧州経済共同体、欧州石炭鉄鋼共同体、欧州原子力共同体)が経済協力開発機構(OECD)条約に署名し、より広範な経済協力を目的とするOECDが発足した。その後、日本(1964年)、オーストラリア、ニュージーランド、韓国等が加盟し、また、冷戦体制の崩壊後には共産主義圏にあった中東欧諸国(チェコ、ハンガリー、ポーランド、スロバキア等)やチリ、イスラエルも加わり、加盟国は34か国に拡大した。


<登録年月> 2012年05月

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