標準化死亡比(SMR)

標準化死亡比(SMR) ひょうじゅんかしぼうひ(えすえむあーる)

 疫学調査において、二つの集団における疫病の発生や死亡の頻度を比較するとき、年令、性別等頻度に強く影響を与える因子については、あらかじめ基準を揃えて(ノーマライズ)おく必要がある。標準化死亡比は年齢構成に着目して、ある集団の死亡率を基準集団のそれと比較するために用いられる。標準化死亡比の計算は次のように行う。すなわち、(1)当該集団の年齢層の区分けを基準集団に合わせ、各年齢層の人口を算出する。(2)それぞれの年齢層の人口に、基準集団の対応する死亡率をかけて年齢層ごとの想定死亡数を算出する。(3)想定死亡数に対する実死亡数の比が「標準化死亡比」である。


<登録年月> 1998年02月

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