<大項目> 核燃料リサイクル施設
<中項目> 製錬・転換
<小項目> 粗製錬
<タイトル>
イエローケーキ(ウラン精鉱)の性質 (04-04-01-03)

<概要>
 ウラン鉱石を精製練した製品は一般に黄色の粉末となるので、イエローケーキと呼ばれるようになった。イエローケーキは、ウラン溶解液に沈澱剤として添加するアルカリの種類によって、その種類も異なる。種類としては重ウラン酸ナトリウム、重ウラン酸アンモニウムおよび含水四酸化ウランなどがある。ウランは通常イエローケーキに含まれるウランを八三酸化ウランに換算して、1ポンド当りの価格で表示されている。
<更新年月>
1998年05月   (本データは原則として更新対象外とします。)

<本文>
 イエローケーキは、一般には粉末で、黄色であることが多いことから、その名で呼ばれているが、ウラン沈澱条件や乾燥温度などによって、その色はオレンジ、赤、濃緑や黒褐色などを呈することがある。
 ウラン溶液からウランを沈澱させるために添加するアルカリの種類によって、イエローケーキの種類も異なってくる。水酸化ナトリウムを加えると重ウラン酸ナトリウム(sodium diuranate:SDU)、アンモニアを加えると重ウラン酸アンモニウム(ammonium diuranate:ADU)が生成し、過酸化水素水を加えると含水四酸化ウラン(hydrated hydrogen peroxide)が生成される。分析値の一例および反応式を 表1 および 表2 に示す。
 ADU は、650〜800 ℃に加熱すると八三酸化ウランになり、四酸化ウランは、480 ℃以上に加熱するとやはり八三酸化ウランとなるので、イエローケーキの純度をあげるのに役立つ。鉱石に含有していた不純物としての金属成分は、イエローケーキに至るまでの工程で大部分は除去される。イエローケーキを精製錬するプラントでは、鉱石受入れ限界の不純物量を決めており、それ以上に不純物が含まれている場合には、受入れを拒否したり、割増料金を取ったりする。不純物の多いイエローケーキでは、精製の前に不純物除去の余分の工程を加えなくてはならないからである。
 イエローケーキは、ドラム缶に普通350 〜380 kg充填されて出荷される。
 ウランおよび不純物の分析は、ロット毎におこなわれており、製品を保証している。
 ウラン精製錬の原料として、ウランは通常、イエローケーキとして売買され、イエローケーキに含まれるウランを八三酸化ウランに換算して、1ポンド当たりの価格で表示される。
<図/表>
表1 イエローケーキ分析値の一例
表2 反応式

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<関連タイトル>
ウラン粗製錬 (04-04-01-01)
その他のウラン粗製錬 (04-04-01-02)

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