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<概要>
 元素の周期表を掲載するとともに、主な元素の密度、融点及び沸点に加えて、熱的性質として熱伝導率及び比熱を示す。
<更新年月>
2010年09月   (本データは原則として更新対象外とします。)

<本文>
 元素の周期表(表1)は、IUPAC(国際純正・応用化学連合)無機化学命名法改訂版(1989年)による族番号1〜18で表すが、従来使用してきた族番号は括弧をつけて併記した。
 原子量は、12Cの値を12としたときの元素の相対的質量と定義される。本表では、IUPACの原子量委員会によって1993年に勧告された最新の原子量を、編集上4桁の数字でまとめるため、元素によっては末尾の方の数字を四捨五入した。リチウムについては原子量を丸括弧で表示しているが、この数値は最もよく知られている安定同位体の質量数に基づく平均値を示す。また、[ ]のついた原子量は最も安定な同位体の質量数を示す。なお、同表中には出典の情報に加えて、2010年2月20日にIUPACによって正式承認されたコペルニシウムを記載した。
 主な元素の密度を表2に示す。1気圧のもとにおける融点及び沸点を表3に示す。( )のついた数値は概略の値である。金属、非金属元素の熱伝導率を表4及び表5に示す。気体(非金属元素)の熱伝導率は、圧力が数100Paより数MPaに至る広い範囲内において、ほとんど圧力に無関係である(1気圧は約100kPa)。表6に主な元素の比熱を示す。
(前回更新:1998年3月)
<図/表>
表1 元素の周期表(長周期型)
表1  元素の周期表(長周期型)
表2 密度(ρ)
表2  密度(ρ)
表3 融点および沸点
表3  融点および沸点
表4 金属元素の熱伝導率(k)
表4  金属元素の熱伝導率(k)
表5 非金属元素の熱伝導率(k)
表5  非金属元素の熱伝導率(k)
表6 比熱(Cp,25℃)
表6  比熱(Cp,25℃)

<参考文献>
(1)国立天文台(編):理科年表 2010年版、丸善(2009年10月)
(2)物理学辞典編集委員会(編):物理学辞典 改訂版、培風館(1992)
(3)日本化学会(編):化学便覧 改訂4版、基礎篇、丸善(1993)
(4)「トリウムサイクル調査」研究専門委員会:トリウム サイクル、日本原子力学会(1980)
(5)O. L. Wick(ed):Plutonium Handbook, A Guide to the Technology, Am.Nucl.Soc.(1980)
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